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地元食材を使った加工品で“地域の味”を次の世代につなげたい:塩尻耕人

こんにちは、OKDです。
以前、旅するスクールに参加した際の簡単な報告めいた記事を書いたのですが、改めて書いて良いよ!と後押しを頂いたので自分の感想を含めて改めて振り返ってみようと思います。

塩尻を取材する!?旅するスクールに参加してきました!


(以前かいた感想めいた記事というのはこちらのことです。良かったらどうぞ)

知らない人と、知らないことを学ぶ

「OKDさん、土日空いてる?」

きっかけは、うちの会社の社長から言い渡されたお誘いでした。
3月3日金曜日、仕事が終わる頃に社長に引き留められました。
「OKDさん、明日と明後日空いてる?」
なぜかと聞くと、あの山田さんから何やら声がかかっているらしい。
どうやら、塩尻市内でカメラの講座と、記事を書くライティング講座を受けられると。

明日、明後日?!大変に急なことでしたが、別段予定もないので承諾。(寂しいな)

3月4日土曜日、えんぱーくに行ってみると開始時刻10分前になっても人が現れません。
やっべ、こりゃ会場間違えたかな・・・と、青くなっていると、他の参加者の皆さんがやってきました。
どうやら他の参加者の方は東京からお越しの方が多かったようで、お昼を食べてから合流してきたようです。

会場はえんぱーくの3階にある、会議室を借りて行ったのですが、少人数用で中々にベストな広さで居心地が良かったです。
しかし、私はあまり初対面の人が得意ではありません。(打ち解けられればすぐ慣れるんですけど。大抵そうか)
緊張と人見知りで、曰く、OKDさん表情死んでて真顔で、ちょっと心配になった。そうです。

私以外の方はみんなお話しながらお昼を楽しんだようで、すでに打ち解けムード。こりゃやべー!冷や汗だらだらです。

暫く無言で座っていると、本日の講師である安藤“アン”誠起先生がやってきました。

通称アンさん、アン先生は、プロのカメラマンです。塩尻でプロのカメラマンを目にしたことが無かったので改めて驚き。良く来てくださいました。(これも山田さんの手腕なんでしょう。)
(青いシャツを着ているのがアン先生)

左右前後知らない人に挟まれて勉強スタイルになるのは、大学入学直後を思い出してちょっとわくわくしました。

時間が2時間しかないので、と早速講義が始まります。

デジタル一眼を使った撮影!理屈よりも慣れろ

私は、実はデジタル一眼の講習会のようなものには2回目の参加となりました。
始めて社会人だけのデジタル一眼の勉強会なるものに参加したときは、1年前。LIG関係のライターであるのっちさんが関わっていた、長野市のものに参加したのです。
その内容もこちらに感想としてまとめてありますので良かったらどうぞ。→デジタル一眼の使い方が分からないので長野市まで聞きに行ってきました

1回目に参加した内容は、読んでいただければまあわかるんですが、簡単に言うと本当に基礎の基礎。
まずキャノンとニコンとペンタックスと色々あって、しかしそれぞれに共通している露出やシャッタースピードがあって・・・などなどを詳しく伝授。
そのあとは、長野市の街並みを実際に撮影してみようという内容でした。
その時、初めて自分で全部設定できるマニュアルモードという機能を使ってみようとなり、自分なりに試行錯誤して色々ポートレートに挑戦。


普段はオートで光やぼかしを出していたのですが、自分ですべてを決定する難しさに直面しました。結局、時間いっぱい使ってたくさん撮影しましたが、難しいという印象が強く残る結果となりました。というよりも、自分の力不足を実感。

しかし今回は、ポートレートが目的の勉強会ではありません。
塩尻耕人(しおじりこうじん)さんにて、インタビューをして1つの記事に仕上げることが今回の最終目標です。自分で、あーカメラ難しかった!で終わってはいけないのです。

1日目にカメラの勉強、そして2日目に実際にインタビューを行い、2週間後には記事にして公開する・・・
今思えば、こういうことに触れたことのない人にはすごいハードスケジュールだったのではないでしょうか。

私も、実を言うと誰か他の人と協力して一つの記事を作り上げたことが無いので緊張の連続です。

さて、限られた時間の中でアン先生はめちゃめちゃ飛ばし気味で色々な説明をしてくれます。
座学をやりつつ、デジタル一眼を使って、学んだことを早速実行して練習撮影会が始まります。

その中で特に印象に残ったことは、女性的な撮影方法と男性的な撮影方法の違いです。
よくモデルさんや芸能人のプロフィール撮影で使われる手法の一つに、ライティングを工夫したものがあります。

写真に触れたことが無い人は、被写体を照らすライトは天井から。という固定観念があります。
しかしそれだけではそのモデルの印象を引き立てて撮影することができません。
ここで紹介された手法に、ライトをモデルの真後ろに設置する。というものがありました。え、それ逆光になるんじゃない?とみなさん不安になっていましたが、いざ撮影してみるとあら不思議。
あ~こういう写真見たことある!見たことありますよね!

でも横から適当に撮るとこんなに暗くなります。難しいですね。

これはよく、女性のモデルさんに使用する撮影方法だそうで、顔のシワを目立たなくする上に柔らかい光の印象を与えるとかなんとか。

また、下からのライティングで顔に影が出来るので、腕組みをした威厳のある印象を与えることが出来るのだとか。

全然印象が違います。
こちらは、よく社長やそういった硬い肩書きのモデルに使うことがあるそうです。

撮影中は、お互い初対面な中、撮影をしあってなるほど~と深く学びあうことができました。
これを覚えつつ、2日目のインタビューに活かします。

塩尻が誇る企業に会いに行く


2日目は塩尻で活躍する、矢沢加工所にお邪魔します。

矢沢加工所は、塩尻市下西条にある見た目は小さな加工所。お味噌やジュースを加工し卸しています。
山田さんが、過去に矢沢加工所にインタビューをしたこともあり、今回は2回目のインタビューとなります。

3月5日の日曜日は、良く晴れていて小春日和。しかし風が冷たくまだまだ春は遠い感じ。

他のメンバーがまだ到着しない中、先に着いてしまったので工場内を見学させていただきました。

インタビュー自体が午後だったので、今日はもうすべて仕事が終わっている様子でした。

もう帰るところの美女3人がいらっしゃったので、少しだけお話を聞きます。

大豆を水の入ったバケツに入れて、それから味噌に加工していくということ、ジュースのこと、などなど。簡単にですが、お話を聞きました。



みなさんはきはきとしていて、笑顔がまぶしい・・・
精神が目に見えたとしたら、私よりも数百倍は輝いているかもしれません。

他の参加者が到着したところで、事務所の2階にお邪魔します。
山田さんとの行き違いから、本日の参加者が2人くらいだと思っていた加工所さんは、ぞろぞろ登場した私達にびっくり!
急いでお茶を出してくださいました。(詳しくは本記事をチェキラ!)

アポなしでおばあちゃんの家に行った時のことを思い出して、ちょっとだけむず痒くうれしいような気持ちになりました。

お茶を頂く前に、ちゃちゃっとインタビューを行います。
今回、私はカメラマンを担当。インタビューは次の機会に持ち越しとなりました。

昨日のことを思い出しつつ、被写体を撮影します。

大学時代のころから、人の笑顔や表情を切り取ることが好きでした。今でも結構好きな方。
塩尻耕人さんに記事が掲載されてから、他の記事と見比べると、私が撮影した写真というのが自分で見ても明らかで驚きました。
自分で見れば違いがはっきりわかって当然なのですが、ここまで人の撮影したものと違うのかということが如実に理解できて面白かったです。(他の記事に合うように撮影をしたつもりでしたが、やはり違和感があります)

人を撮影することが楽しいので、インタビュー記事はとても楽しく撮影できました。写真の選別も楽しかった。とても悩みつつ、これが良いですね、と選ぶ難しさも実感しました。
インタビュー記事を読む人にとって、写真はその人物の印象を大きく決める一つだと考えています。
お話を聞いていると、その人の良さをだんだんと理解していきます。
より優しく力強い印象を持ってもらうために、今回はシャッターを切りました。(デジタルですけど)

良いライティングをさらに良いものにすべく、写真を選びました。初めて人と記事を作り上げましたが、ぜひ読んで見てほしいです。

塩尻でライティング・カメラ講座を受けてみて思うこと

塩尻にはこんな風に働く人が居るのだ、と、自分も深く学ぶことが出来ました。
私を含め、あまり知らない人や他人と関わりを持ちたくない人が結構いますが、それを乗り越えて人と交流することの大切さも実感しました。

塩尻に住んでいる人こそ、塩尻のことを知るべきです。案外何があるか知らないことが多いと思います。何もないわけないんですよねぇ・・・
私も、頑張ろうと思います。