帯作ってみたいけどデザインしたことないヨ!
という方向けに、帯の作り方を簡単ですがご紹介。参考になればと思います。

今回はこちらのコンテスト(本の帯デザイン大募集!)に参加する方向けになっていますのでご注意下さい。

1.まずは帯を作りたい本を選びましょう!

本
目的と手段が逆になっているような気がしますが、一旦置いておいて。
この本の帯を作ってみたい!と思える本をまずは見つけましょう!ああ~帯を作って、初めてこの本を見た人にも気になってもらいたい~!という本を選びましょう。自分が読んだことのない本は紹介できるわけがないのでね・・・

ポイント

  • 読んだことのある本でも、その時の気持ちをもう一度思い出すためにもう一度読みましょう!
  • この時に、好きなシーンやセリフ、思った気持ちを書き出しておきましょう。もしくは、そのページに付箋を貼っておきましょう。

物語を堪能したら、いよいよデザインに着手します!

2.作りたいイメージを紙に書き出しましょう!

なんとなくこんな帯がいいな~という構想が頭の中でできたら、お次は紙に書き出していきます。
インプットの次はアウトプット!(ちょっと違うけど!)
実際に、紙に自分で書き出してみるとイメージとちょっと違ってくると思いますが、とにかく何枚でも構想を書き出すことが大切!5枚~10枚書き出せたらもっと最高です。
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例えばこんな感じで、頭の中にあるイメージを紙に書き出していきます。
ここの文字は大きく、こっちには絵を入れて・・・など、これから完成へ向けての設計図の元になるように出せるだけ出すと良いでしょう!

書く内容についてのポイント!

  • 本を見てもらったときに、目に留まるような文字・配置を心がけると良いでしょう。
  • 感想を書きたい時は、相手がこの本を読みたくなるようなレビューを書きましょう。感想よりも本の売り込みのような文章になるので、より書きやすいはず!
    例:~だと思いました。~だと感じました。ではなく、~という人にはうってつけ!絶対に泣けます!など。そんな書かれ方されたら、気にならざるを得ません!

この中から、一番良さそうなものを選んで次に進みます。

3.本のサイズを測っていざ、紙を切りましょう!

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帯を作る際に必要な面は、5つあります。
しかし今回の本の帯デザイン大募集!では、本に織り込む部分(上の画像でいう①と⑤)を考慮する必要はありません。
ですので、表紙(②)、背表紙(③)、裏表紙(④)の面をそれぞれデザインしてきます。

自分が帯を作りたい、本が開いた状態のサイズ(長さ)と測っていきます。
と、いってもわざわざ開く必要はありませんよね。
表紙と厚さがすでに分かっているので、表紙の横幅×2(表表紙と裏表紙)と厚さで、必要な帯の長さが算出されます。

今回例えば『うまれてきてくれてありがとう』という本であれば、横幅約133mm、厚さ約15mmということで、133mm×2が表と裏の合計、背表紙分が15mmなので、全長は26.6cm+1.5cmです。多分、おそらく。(間違えてたら申し訳ないです。)

紙の色や素材は指定がありませんので、自分の書きやすい紙を選んで作成していきましょう!

ポイント

  • 画用紙だと、えんぴつで強く書くと後が残って消しにくいので注意!優しく線を引きましょう。
  • 絵具を使いたい時は、紙が水で破けない素材を意識して下さい。

4.完成したら実際に本にあてて観てみましょう!

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完成したら本にあてて観てみましょう!
作ってる間とはまた一味違った印象を受けること間違いなし。
う~ん、イメージと違う!と思った方は、何が違ったのか?実際この帯でこの本が読みたくなったか?を意識して、何度でも作ってみてはいかがでしょうか?
今回のコンテストでは、一人で何点でも応募することができますので、これが俺のすべてだー!という方は全部応募してもいいかもしれませんね!

完成したら、裏面に本のタイトル・氏名・連絡先を記入の上塩尻市立図書館に直接持ち込むか、郵便で応募することができます。

ポイント

  • これが塩尻の各書店に並ぶんだというイメージトレーニングをしっかり行ない、自信に満ち溢れてください。
  • 一人で何点でも応募が可能!たくさん応募しましょう!
  • 持ち運ぶときに、作品を汚したり傷つけないように気を付けてください。クリアファイルなんかに入れるといいかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか?
普段、意識して帯をデザインをしたことがなかった方も、少しは作成のお手伝いになっていたら幸いです。
どの本も、きっと優秀作品の帯がきらりと輝くことでしょう!書店に並ぶ日がとても楽しみです!