村澤 明伸(むらさわ あきのぶ、1991年3月28日 – )は長野県塩尻市出身の陸上競技選手。専門は長距離種目。佐久長聖高等学校、東海大学体育学部卒業。日清食品グループ所属。
中学には陸上部が存在せずサッカー部に所属していたが、兄の影響を受けて2年生から陸上競技を始めた。高校は、兄が所属する地元の進学校ではなく、長距離走の名門佐久長聖高校に進学した。佐久長聖高校では両角速監督の下、インターハイ・国体などで活躍。2008年には世界ジュニア5000mの日本代表に選出され12位の成績を残した。また、千葉国際クロスカントリー大会・福岡国際クロスカントリー大会で好成績を残し、2008年英国・エディンバラ、2009年ヨルダン・アンマンで開催された世界クロスカントリー選手権ジュニア日本代表に選ばれた。
2010年9月の日本インカレでは10000mに出場し、レース終盤で右足を捻挫しながらも2位に入った。故障からの復調途上での出場になった11月の第42回全日本大学駅伝対校選手権大会では8区を走り、順位を4つ上げる走りで東海大学のシード権獲得に貢献した。2011年の第87回箱根駅伝では2区に出場して最後方20番手で襷を受けると、鎧坂哲哉やジョン・マイナ(拓殖大学)ら17人を抜きさる走りで順位を3位まで押し上げ、前年の全日本大学駅伝で抜かれたベンジャミンを抑え2区歴代4位となる1時間06分52秒を記録して区間賞を獲得した。東海大学の総合4位に寄与して金栗四三杯を獲得した。 第16回全国都道府県対抗男子駅伝では、前年に続き長野県代表の3区に出場した。襷を受けた時点の26位から一時トップに立つなど24人を抜き2位まで順位を上げて4区に繋いだ。ただ一人3区を23分台で走破し、区間賞と共に優秀選手賞を獲得した。